人生ゲーム第9話【イブとの出会いと婚姻】

人生ゲーム第9話【イブとの出会いと婚姻】

このゲームの参加者は恋をする。このゲームの参加者は恋をしたことがあるはずだ。

その対象がアニメ、ほかの生物、テレビに出てる有名人かもしれないが。

1度は経験するものだ。私の初恋は、幼稚園であるがあまり記憶にない

参加者同士がお互いに恋をし合う確率は非常に低い。何度も何度も振られた過去。もある

婚姻までに至る本気の恋愛をお互いにする確率となるとこれもまた、非常に低い

20歳くらいの時私は普通の恋をし、普通に大人になり、なんとなく結婚し、

なんとなく子供を作るんだろうなと思っていた。しかし私の婚姻は決して普通とは

言いにくいものだ。君はある時私に言った。子供ほしかったよね?と。

私と彼女の年の差は17で母と彼女の年は近い。現実的な話30歳の妊娠確率は50パーセント40歳で30パーセント45歳で5パーセントである。子供というのは授かりものだ。

私は言った。うん欲しいよ。そりゃね、欲しいですよ。子供とサッカーして自分の

できる限りのことを教えて、妻と子供と幸せに暮らしたいよね。と言った。

たまに友人と遊んで、たまに公園で子供とマック食って最高の人生だよね。

私は彼女の発言に頭来ていた。彼女は言う。私じゃなくてもよかったんじゃない?

それを聞いた瞬間、彼女が作ったご飯をすべてぶん投げ公園に走って、出ていった。

彼女と婚姻する前の喧嘩だが、一番の喧嘩だった。

子供は欲しい。ただ、俺が欲しい子供はお前との子だろ。ふざけんな。この世界でお前が一番好きでお前じゃなきゃいけないのに。と私はおもった。喧嘩が収まった後私は彼女に

伝えた。私の人生ゲームであなたがいない人生ゲーム程苦痛なものはない。

もし私がこのゲームから除外されても強く生きてほしい。あなたの笑顔、怒った顔、

寝ている時の顔、ご飯食べている時の顔が私の人生ゲームを豊かにしているのだ。

もしあなたが、いなくなったら、私もいなくなりたい。あなたのいない人生などいらない

仕事でつらいときあなたの顔が真っ先に浮かぶ。子供は作らないの?という質問に

私は子供嫌いなんで。と答えるなぜなら子供がいるより。あなたがいれば幸せだから

いつも貴女は私のことを優しく見守ってくれます。いつも貴女は私のことを優先してくれます。いつも貴女は笑顔でいてくれます。泣いているときはどうしたの?って聞いてくれます。貴女は私が作ったまずい食事を美味しいねと言ってくれます。私はあなたほど強い女性を見たことがありません。あなたほど私を愛してくれる人を知りません。あなたの笑顔を

見るたび、いつか私はこの人と離れる日が来るのかなと悲しくなります。

人は寿命があり、何時なくなるかわかりません。ねえラブリー約束してほしい。もし私がこの世界からいなくなっても笑顔で笑っててほしい。俺はきっと幸せだったから。

 

いつもありがとうなラブリー

 

8話【恋愛と仲間】

8話【恋愛と仲間】

このゲームの参加者はゲームを有利に進めるため仲間を探し仲間同士を認め合う

私は結構普段無口である。恋愛も当時したことがなかった。サッカーだけが楽しく

それ以外興味なかった。時は10年前あるテレビの画面に映る君に恋をした。

思春期だった私は歯止めがきかづCDについている握手券を求め買いまくった

恥ずかしく母にはこんな奴らみんなブスだしwと言いながら母が馬鹿にすると

彼女らも頑張ってるんだと言う。今思えば優しい母は気づかないふりをしてくれていたのかもしれない

私は高校を卒業後友人FK【D】とともに爆発的人気だった彼女たちを見に行くこととなる

当時ツイッターというものはなくミクシィというコミュニケーションツールでつながった

当時知らない人にネットで会う恐怖は半端なかった。私はハーフを理由にいじられることを恐れ、真っ金髪で会った。喧嘩のケの字も知らないくせに20代前にたばこを吹かすことに私はかっこよいと勘違いをしていたのだ。何回か握手会に参加していくたびに金髪の外人は顔もおかげか友人が増えたそしてRPDGKという意味不明な仲間グループができた

一生の仲間になることはこの時知らなかった。

仲間のうちで、ミクシィを使い彼女を作った猛者がいた。私はこれを真似

女の子に声をかけまくった。狂っていた。愛の世界に足を入れたいその思いしかない

瑠美に出会った彼女が正式な初彼女だ。周りにはえ?お前正気?と言われたがその時は

本気で結婚したいと思ったが、うまくいかずに恋愛は終わった

AKB48飽きたよね。つまらなくね。俺たちは何時しかアイドルに会うためではなく

このゲームの仲間を探しに来ていたのかもしれない

落ち着いてきた21歳アイドルをやめ普通に仲間と遊んでいた。周りは未成年喫煙

未成年飲酒、電車代を払わず乗車。こんなことを繰り返す日々で大人になった。

周りも私も深く反省している。ピアスを10個つけることがイケてると勘違い

女の子はお金いらないよという見栄。あの子かわいくね俺ならいけるという謎の自信

成長と挫折初めての性行為私はいろんな経験をし一歩前へ行った

このゲームの参加者は成人すると親から責任が自分になる

このことに気づかされたのに私は時間がかかった

私はこの仲間たちに毎週会うために仕事をした

27の今でもPとDには連絡をしている。酔いつぶれ公園で寝たあの日

お互いの彼女を貶し合ったあの日、プール事件たくさんの経験が人生ゲームにおいて

成長につながった

サンキュウマイフレンド

 

人生ゲーム第9話【イブとの出会いと婚姻】に続く

人生ゲーム第7話【死】

人生ゲーム第7話【死】

このゲームの参加者はどんなに希望しようが、どんなに幸せだろうが、どんなに不幸であろうがゲームから除外される。

このゲームの参加者には寿命という契約を結び参加している

このゲームの参加者、周りの参加者は寿命の契約をいつまでしたのか忘れてしまう

何故みんな泣いているのだろう私もそれを見て泣いてしまう。

この参加者がゲームに参加した時は本人が泣いていたはずだ。覚悟の涙だ

しかし除外されるのはある日突然である。泣く暇などない

貴女は私の姿をどう受け入れたの母から抱かせてもらった私を見てどうおもった?

貴女の人生ゲームに私はどんな影響を与えどのようにあなたを変えたのだろう。

そう貴女は母の母である。私はあなたを送る時に涙をした。

この年になりやっと涙した意味が分かった。感謝の涙だ。悲しみの涙ではない。

貴女がいなくても私たちは、強くゲームを真っ当します。いつも貴女は私の見方

だった。祖母とは非常に無責任である。与えても責任は取らない。なぜなら親ではない

孫はかわいいでも責任はすべて親に行く。この時は貴女に甘えて生きていた。

貴女が私をすべて受け入れてくれたから。

あなたの死を受け入れ私は強く生きていきます勘違いに気づくまで27年かかった

ありがとうかわいがってくれてマイグランドマザー

私の祖父は祖母と違い厳しかった。祖母の家に行く。しかし祖父との会話はいつまで入れるんだ?夏休み終わりまでだよ。しかなかった非常に無口で勉強を教えてくれ。という

私に、自分でやらないと覚えないぞ。遊ぶのもいいけど本を読みなさい。本ならいくらでも買ってやる。この言葉は1度も忘れない。しかしそんな祖父も、本もあまり好きではなかった。私はまだ12歳だった。祖父の偉大さにも気づかず、本を読むことをやめてしまった

祖父と喧嘩した日はいつも私が勉強したくないと言った日だ。無口な彼が私になにを伝えたかったのか。やっと少しづつ理解しているあなたの除外から10年以上の時を過ぎてからだ。ありがとうマイグランドファーザー

私には第二の祖母二人がいる。祖母の姉である。彼女の家には何回も言った

なのに私はあまり覚えていない。小さすぎたのだ。戦争で結婚できなかった話や

霊感がある話。あなたも見えるの?といつもあの家に行くと不思議なことを

言われたのである。ピアノが鳴り響くあの部屋貴女の笑顔。ピアノ弾いてみる?

私は引けなかった。弟はうまく引いた。はっきり言うとそのくらいしか記憶がないのだ

しかし葬式の時貴女は除外されるときにみんなに挨拶をし、泣いていた。そう貴女の妹【叔母】は

言っていたいつまでも礼儀正しい姿は私の心に刻まれています。

死とは、突然であり死の意味などない。運命なのだ。

8話【恋愛と仲間】に続く

人生ゲーム第六話【犬のスージーと両親の決断】

            人生ゲーム第六話【犬のスージーと両親の決断】

このゲームから除外された参加者、生物はどこに行ったか分からない

私は犬を飼っていたイギリス国の父が連れてきた犬のスージー雌である

スージーは全く言うことを聞かない子だった。家中を子犬が走り回る

小さい頃の私は子犬に近づくのに少し戸惑いを見せたが次第に友達になった

スージーは人生ゲーム初の友人となったのだ。公園に連れていくと忽ち逃げ出す

それを追っかけ回した。

生物とはいずれ死を迎える。死を迎えた生物はゲームから除外される。

犬は人間の7倍のスピードで死を迎える。君はうちに来て幸せだった?

君は言葉を使わない。表情や態度で一生けん命表現していたよな。

私には未だにわからない家に来たのが彼女の幸せだったのか。

しかし考え方を変えてみたのだ。彼女は10年少しの命だったが

私たちに幸福な時間を与えてくれ私たちの記憶というものに、存在し

続けてくれた。死を迎えた後も私たちのゲームの背中を密かに押している。

私たち人間は残酷である。強くなった立場を利用し生物のゲームを、操り

自分達がしたことは犬も生物も幸せだったよ。と決めつける。それは生物に聞いてみないとわからない。人間は表現で伝えることができるのだ。生物は違うのである

ありがとうスージ、マイベストフレンド

私の父はイギリス人である。母との奇跡の出会いにより私はこのゲームに参加した

私を創設した。人生ゲームを語る上で外せない人物であろう。子供ながらに私は

母と父の不仲に気づいていた。私の記憶の中には喧嘩しているシーンが幸せだった

シーンを超えてしまった。私の父への正確な記憶は数える程しかない。

母の弟のおじさんと英語で話していた記憶、別居した父の家に遊びに行きカードゲームを

したこと、私を電子レンジに入れようとして母が激怒したこと。そしてそんな父に会いたいと

妹は海外に行き10年以上ぶりに写真で見た彼は記憶と妄想の中間だった

母と父の間には何があったのか私は、わからないしかし運命を決めるのはゲームの参加者

である。母が幸せなら。といった。しかし、母は再婚をした。私はまだ精神的に子供で

母の思い決断を理解できず、心ではまたかよ。と思っていた。母の傷ついた姿を見たく

無かったからである。しかし私の考えは違うことに気づかされていく。

継父に私は罵詈雑言を浴びせる。死ねよ。お前は私の父ではない。思春期真っ只中の

私は妹、弟、母、祖母にまで当たり散らかしていた。骨折した私を学校まで連れていこうとした父に対し私は反抗的な態度をとり続ける。人間とは、成長し続ける生き物である。

成長につれ私は自分のしたことの愚かさにやっと気づけた。兄弟よりずっと成長が遅かった。父と話していれば。時に私はそう振り返る。今からでも遅くないのかもしれない

言語という壁を乗り越え心で通じ合えた貴方に感謝している。母を。家族を守り続けてほしい。グットラックマイファーザー。

 

人生ゲーム第7話【死】に続く

 

人生ゲーム第5話【病との決着と妹】

人生ゲーム第5話【病との決着と妹】

家族それは、人生ゲームを共に過ごすゲームの参加者である

家族のために頑張る。違う。自分が家族といたいからだから頑張る。

私は母のために生きる。私は勉強を家族のためにする。違う。

このゲームを有利に進めるため自分の知識をつける。

参加者の人生は参加者が変えるしかないのだ【筆者の独り言】

 

弟ができた。彼とは4歳離れている。同じ場所から生まれた奇跡の持ち主である

彼はとても強い。私は彼を尊敬している。彼の存在は私の人生を大きく助けた。

私の病は深刻化しており、同じ血液型の参加者から命の欠片を分けてもらわなければ

神からの試練を耐え切れずこのゲームから除外されようとしていた。

母も家族も探していた。奇跡に奇跡はつながった。私はO型の血が流れている

弟も同じだった。彼の骨髄を分けてもらい悪魔との闘いに私は勝利したのだ

弟は生まれて間もない2人とも除外されるかもしれない。私にはまだ決断できる

能力がない。弟にはまだ意志がない。母はどんな思いだったのか。父は何を感じていたのか

参加したばかりの弟は運命を受け入れていたのか。考えても答えは出ない

奇跡とは考えて産めるものではないのだ。願っても起こせない

奇跡とは起こるものだ。

私には弟という大切な仲間であり命の恩人ができた。人生に何度も奇跡が起きたのだ

私は6歳になった弟という存在を理解できるようになっていた。

そのころ母の中には新たなる奇跡が起きていた。そうだ。

妹の誕生である

私は正直妹に悪いことばかりしてきた。なぜなら弟を取られた

気分だった。完全な勘違いだ。妹の誕生に弟はものすごく喜んでいた。母も初の女の子。とてもかわいがっていた。私も最初は喜んでいた

人間とは、欲望の塊であるすべてを独り占めしたくなる

私は妹に対するイジメにより自分の欲望オナニーを繰り返した。私は今だから反省をしとても申し訳ない気持ちを認め、あなたを羨ましいと恨んでしまった過ち、貴女が生まれてきてくれたこと、私に耐えてくれたこと。

兄という強さ【弱さ】を理解してくれたことを素直に感謝している。

ここであなたに贈るべき言葉は【ありがとう】である

 

 

            人生ゲーム第六話【犬のスージーと両親の決断】に続く

人生ゲーム第4話【病との闘い。この世の地獄と天国】

人生ゲーム第4話【病との闘い。この世の地獄と天国】

このゲームの参加者は良くも悪くも記憶というものを持つ

痛いよ痛いよ何であなたは、私にそんなことをするの?

何で嘘をつくの?針を刺さないでよ。痛くないよって言わないでよ

痛いよ助けて。

このゲームの参加者は痛みを感じる。痛みには3つ意味がある

心が痛む。精神的に痛む。身体的に痛む。私は3つの地獄を味わった

ゲームの参加者の言葉を借りれば神からの試練。らしい

何で私なのだ確かにイブは言っていたあなたには病があるの

どうしたいか考えなさい。これが今になりわかる

私は生きるか死ぬかの試練を毎日受けている。身体中に異物が入り込み

暴れている。私は参加者の権利第六感をフルに使い表現した

私は自分の苦しみにしか理解がない。母。父。の苦しみなど全く

理解せず泣きじゃくる。いつになったら終わるのだろう

終わりが見えない迷路に迷いこんだ

しかし家族も同じだったということにこの時気づかなかった

何年か時が流れ言葉を覚えた私はひどい言葉をいってしまった

看護師が作ったマスクにいやだ。ぼくは死にたい。

なんでハンバーグ食べれないの?なんで?点滴味しないよ

注射やだよ。やめて意地悪。怒りという感情をむき出しにした

僕はこんな思いをしてまで生まれたの?神様嫌い。

家族の心などまだ何もわからないこの世に生まれた奇跡を恨んでいた

そんな中新たなる参加者が生まれた。私の弟である

しかし私は4歳。弟?なあにそれ?と言っていた

これが幸せへの切符だとも知らず

 

人生ゲーム第5話【病との決着と妹】へ続く

人生ゲーム第3話【参加者誕生】

人生ゲーム第3話【参加者誕生】

ここはどこ、私は誰、何か聞こえてくる。

私は参加者になる為必死に

足搔いていた。

奇跡という景色これだけを見るために

このゲームに参加できる確率は何億分の一の確率である。

誰よりも早く

誰よりも正確にあの場所へ、ライバルの参加者希望者は般若みたい

な顔で追いかけてきている。ドクドクと音がする。それはどんどん

激しくなっていた。私の寿命は3日しかない

しかしこんなに長い3日は想像よりはるかに長い

私はイブに出会った。こんなにうれしいことは無かった。

しかしイブは選定をするからお待ちくださいと言った

何故だ私が誰よりもあなたに早く出会ったのに…

24時間で死んでしまうイブは言った。アナタは病があるの。

このゲームに参加したところで、すぐに

除外されるかもしれないわ。死滅される前に覚悟ができ次第私のとこに来なさい

私のところに来ても安心できないわ。だって、この後に7日間の試練があるのよ

私は泣きじゃくった。ものすごい恐怖とプレッシャーだった。

私はそれ以上に参加したかったなぜかはわからない

私は何と受精に成功した。こ、これがき、奇跡。

甘かった。ここまで来て…参加者の意志により私は選択され

除外されることがあると言われた。約280日私は恐怖と戦い続けた

約280日後私は晴れて参加者になれたのだ。この涙は戦いに勝った涙だ

この涙は参加した覚悟の涙だ。この涙は本当の怖さへの意志の涙だ

この涙はあなたへの感謝の涙だ。ありがとう。これが初めて覚えた

言葉だ。おぎゃでも、ママでもパパでもない。ありがとうである

私を信じ、参加を許可し10か月もの間痛みに耐えてくれた

覚悟をし、どんなに怖かっただろうどんなに痛かっただろう

私には病もあるのにも関わらず。

私はついに参加者となった

念願だった参加者だ

 

人生ゲーム4話【病との闘いこの世の地獄と天国】に続く