人生ゲーム第5話【病との決着と妹】
人生ゲーム第5話【病との決着と妹】
家族それは、人生ゲームを共に過ごすゲームの参加者である
家族のために頑張る。違う。自分が家族といたいからだから頑張る。
私は母のために生きる。私は勉強を家族のためにする。違う。
このゲームを有利に進めるため自分の知識をつける。
参加者の人生は参加者が変えるしかないのだ【筆者の独り言】
弟ができた。彼とは4歳離れている。同じ場所から生まれた奇跡の持ち主である
彼はとても強い。私は彼を尊敬している。彼の存在は私の人生を大きく助けた。
私の病は深刻化しており、同じ血液型の参加者から命の欠片を分けてもらわなければ
神からの試練を耐え切れずこのゲームから除外されようとしていた。
母も家族も探していた。奇跡に奇跡はつながった。私はO型の血が流れている
弟も同じだった。彼の骨髄を分けてもらい悪魔との闘いに私は勝利したのだ
弟は生まれて間もない2人とも除外されるかもしれない。私にはまだ決断できる
能力がない。弟にはまだ意志がない。母はどんな思いだったのか。父は何を感じていたのか
参加したばかりの弟は運命を受け入れていたのか。考えても答えは出ない
奇跡とは考えて産めるものではないのだ。願っても起こせない
奇跡とは起こるものだ。
私には弟という大切な仲間であり命の恩人ができた。人生に何度も奇跡が起きたのだ
私は6歳になった弟という存在を理解できるようになっていた。
そのころ母の中には新たなる奇跡が起きていた。そうだ。
妹の誕生である
私は正直妹に悪いことばかりしてきた。なぜなら弟を取られた
気分だった。完全な勘違いだ。妹の誕生に弟はものすごく喜んでいた。母も初の女の子。とてもかわいがっていた。私も最初は喜んでいた
人間とは、欲望の塊であるすべてを独り占めしたくなる
私は妹に対するイジメにより自分の欲望オナニーを繰り返した。私は今だから反省をしとても申し訳ない気持ちを認め、あなたを羨ましいと恨んでしまった過ち、貴女が生まれてきてくれたこと、私に耐えてくれたこと。
兄という強さ【弱さ】を理解してくれたことを素直に感謝している。
ここであなたに贈るべき言葉は【ありがとう】である
人生ゲーム第六話【犬のスージーと両親の決断】に続く